2019年09月26日

小野ゆみこ一般質問「富士市の容器包装プラスチックと廃プラスチック処理における現状とプラスチック削減への取り組みについて」

本日9月26日、本会議にて、委員長報告の後、議論がありましたが、起立採決で、平成30年度富士市決算が承認されました。
 その後、9月補正予算と法律改正に伴う条例改正案等が発議されました。委員会に付託され、その後委員会審議、本会議での採決後、一般質問になります。
 私は、10月3日午後1時からの質問になります。傍聴にお出かけいただければ励みになります。
 今、海洋プラスチックが大変な問題となっており、多くの方々が心を痛め、富士市は大丈夫なのかと質問をいただきます。そのうえ、中国・マレーシア等の廃プラスチック輸入拒否により、今度は国内でプラスチックがあふれていると聞きます。
 富士市ではどうなのか、改善策はあるのか等質問します。

題名:富士市の容器包装プラスチックと廃プラスチック処理における現状とプラスチック削減への取り組みについて」

家庭系一般廃棄物は、一般家庭から排出されるごみで、富士市が廃棄物処理法に基づき処理しています。
その中で、容器包装プラスチックは、容器包装リサイクル法に基づき、市民が分別し排出しています。
排出された容器包装プラスチックは、市が、市内業者に委託し、回収・梱包・保管までを行っています。
その後、容器包装リサイクル協会に引き取られ、富士市のプラスチックはきれいであることから、
再商品化事業者によって、パレットや土木建築資材等々に材料リサイクルされています。
その様子を、数年前に菊川市の工場に行って確認してきております。

事業系廃棄物は、市内の事業所から排出される廃棄物であり、
一般家庭から排出される廃棄物とは別の取り扱いになります。
その中のプラスチックごみは廃プラスチックと呼ばれ、産業廃棄物の分類になります。
廃プラスチックは、産業廃棄物として、それぞれの排出事業者が、産業廃棄物処理業者に処理を依頼することになっています。
現在、中国やマレーシアなどの廃プラスチック輸入国が、相次いで輸入を禁止したことにより、市内でも廃プラスチック処理の行き場に困っているという話を聞きます。
そのような事態を受け、解決に向けたさまざまな取り組みが動き始めています。

富士市での取り組みと今後の方針について、以下、質問いたします。

1. 富士市で市民から集められた容器包装プラスチックのリサイクルの流れの各段階において、支障は出ていないのか、具体的にお伺いします。

2. 富士市役所庁舎内において、プラスチックごみの収集を行っております。市庁舎のプラスチックごみは、廃プラスチックとして産業廃棄物になります。
  市庁舎で回収された産業廃棄物である廃プラスチックの処分方法と、ほかの市内事業所から回収された廃プラスチックの処理方法や処分までの流れを、
市はどこまで把握しているのか、そして、現在の状況はどうなのかお伺いします。

3. 令和元年5月20日に、環境省より「廃プラスチック類等に係る処理の円滑化等について」という通知が、
 各都道府県の産業廃棄物を担当している部局に出され、特に「産業廃棄物に該当する廃プラスチック類の一般廃 棄物処理施設における処理」についての項目では、
 「管内市町村に周知するように」と書かれています。
  すなわち、処分に困った産業廃棄物である廃プラスチックを、市のごみ焼却炉で燃やすことができないものか、
 産業廃棄物の管轄である県から、管内の市町村に聞くようにという内容と理解します。
  そこで、静岡県から、環境省の通知に関する働きかけが、富士市にあったのか。
 その働きかけがあった場合、富士市は、現在の環境クリーンセンターで、そして、
 来年10月より稼働する新環境クリーンセンターで、廃プラスチックを受け入れ、燃やしていくのかどうか、市当局の お考えをお伺いします。

4. 環境省では、「プラスチックスマート」キャンペーンを立ち上げ、ごみのポイ捨てをなくし、
 使い捨てプラスチック等を極力減らしていく取り組みを始め、多くの自治体・企業・市民団体が、キャンペーンに参  加しています。
 富士市も、同キャンペーンに参加して、ポイ捨てや使い捨てプラスチックを減らす活動を進めていくべきかと思いま すが、市当局のお考えをお伺いします。

5.イベントで数多く使われている使い捨て食器は、1度しか使われずに捨てられます。
何度も洗って使い回すことができるリユース食器を使うことで、イベントでのプラスチックごみを大幅に減らすことができます。
まさに、国の進めるプラスチックスマートの考え方に適合し、SDGs(持続可能な開発目標)にも寄与するものであります。
 富士市として、今後、取り組んでいくべきと考えますが、市当局のお考えをお伺いします。

6.紙のまち 富士市として、プラスチックにかわるさまざまな製品、例えば、
紙袋・紙ストロー・土にかえる紙製食器等々の商品開発を後押しし、
それらの製品を、国に提案していく必要があると思いますが、市当局のお考えをお伺いします。
小野ゆみこ一般質問「富士市の容器包装プラスチックと廃プラスチック処理における現状とプラスチック削減への取り組みについて」
小野ゆみこ一般質問「富士市の容器包装プラスチックと廃プラスチック処理における現状とプラスチック削減への取り組みについて」
小野ゆみこ一般質問「富士市の容器包装プラスチックと廃プラスチック処理における現状とプラスチック削減への取り組みについて」




同じカテゴリー(小野ゆみこ議会質問)の記事画像
公益法人等に関する法人市民税の課税免除制度が導入され
2022年9月定例会小野由美子一般質問の答弁内容が、富士ニュース10月7日に掲載
令和4年9月富士市議会小野由美子一般質問10月5日午後3時「ゼロカーボンシティとしての富士市の施策について」
海洋プラスチック問題や地球温暖化を防ぐためのプラスチック新法
小野由美子一般質問6月23日「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の施行に伴う富士市の今後の取組方針について
静岡県新型コロナウイルス感染症検査無料化事業 感染拡大傾向時一般検査無料検査のごあんない
同じカテゴリー(小野ゆみこ議会質問)の記事
 公益法人等に関する法人市民税の課税免除制度が導入され (2022-12-29 15:37)
 2022年9月定例会小野由美子一般質問の答弁内容が、富士ニュース10月7日に掲載 (2022-10-09 11:12)
 令和4年9月富士市議会小野由美子一般質問10月5日午後3時「ゼロカーボンシティとしての富士市の施策について」 (2022-10-03 19:36)
 海洋プラスチック問題や地球温暖化を防ぐためのプラスチック新法 (2022-06-22 19:35)
 小野由美子一般質問6月23日「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の施行に伴う富士市の今後の取組方針について (2022-06-19 14:17)
 静岡県新型コロナウイルス感染症検査無料化事業 感染拡大傾向時一般検査無料検査のごあんない (2021-12-28 18:01)
Posted by 小野やすまさ後援会 at 18:11│Comments(0)小野ゆみこ議会質問環境
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
小野ゆみこ一般質問「富士市の容器包装プラスチックと廃プラスチック処理における現状とプラスチック削減への取り組みについて」
    コメント(0)