2018年06月18日
小野ゆみこ平成30年度6月議会一般質問その②“夢のある未来”を見据えた上での立地適正化計画にする必要について
小野ゆみこ平成30年度6月議会一般質問その②「若者が希望を抱けるような“夢のある未来”を見据えた上での立地適正化計画にする必要について」6月25日午前11時より質問します。ご都合のつく方は、富士市役所10階で傍聴ができます。ぜひお越しください。
人口減少が全国的に明らかになった今、国土交通省から各市町に、「まちなか」と「居住誘導地域」それ以外を決め、コンパクト&ネットワークシティを目指す「立地適正化計画」の策定を勧められています。
以下質問内容です。
富士市では、「集約・連携型の都市づくり」を進めるため「立地適正化計画」を策定しようとしています。
計画には、都市機能誘導区域・都市機能誘導施設及び居住誘導地域が設定され、居住誘導区域外での一定規模以上の住宅開発、及び、都市機能誘導区域外での誘導施設の建設には届出義務が発生します。
立地適正化計画案の全員協議会説明や政策討論会での討論、地域説明会において強調されたのは、①これからどの地域においても人口が激減する、② 郊外に広がった市街地に居住する市民を街中に引き戻すことで居住地と都市機能を一体化し、まちをコンパクトにする、③まちなかの公共交通の便の良いところに市民の居住と都市機能を集めることで様々な問題を解決すると言っています。
そのことから、人口が減ること、まちを縮小することが強調され、説明を聞いた市民からは、富士市はこれからどうなるのか、さらに、都市機能誘導区域・居住誘導区域以外の方々からは、バスが来なくなるのではないか、地価が安くなるのではないか等々の不安の声が聞こえてきます。
現在、富士地域の公共交通と定義されているバス・JR東海・身延線・岳南鉄道線の利用率は平成27年4.2%ですが、全国平均は19.1%です。富士地域は、実に74.9%が自動車に頼って生活しています。富士市は、それだけ公共交通の整備がなされてこなかった地域と言えます。その公共交通を利用するために、まちなかに居住を誘導することがはたして可能なのか、疑問が残るところです。
また一方で、富士市の最上位目標は、「若い世代の人口を増やす」ことで、市の最上位計画である「第五次富士市総合計画」に位置付けられ、その下に「都市の魅力向上」「若い世代の希望の実現」「産業の活性化」などの市の都市活力再生戦略が並びます。富士市の郊外には、今、若者たちが家を建てています。二世帯住宅を親のために建てている若者もいます。この最上位計画に対し、立地適正化計画の人口減少とまちの縮小は矛盾するのではないかと感じています。
若者には将来に希望が持てる“夢のある未来“を提示していく必要があり、そのために努力をするのが大人の義務だと思います。人口減少、都市の縮小を掲げる立地適正化計画が、その夢のある未来へのメッセージとなり得るのか、今のままでは疑問が残ります。
立地適正化計画の本意と本市の未来へのメッセージを、以下、お聞きします。
1.立地適正化計画を定めることで、富士市は、どのような施策を行い、それをどのように使用し、どのような効果を期待していますか。
2.都市機能誘導区域は、インフラが整備された区域ですが、そのまちなかと呼ばれる地域から人が郊外へと流れていることが問題としています。インフラ整備されたところからなぜ人は出ていくのか、人はなぜ郊外を求めているのか、どのようにお考えですか。
3.現在、居住誘導地域にお住いの方々は50.37%で、居住誘導区域以外にお住いの市民は49.63%です。その居住誘導区域外の方々に、市は、何年までに、何%くらいの方々を、どのような計画で移動していただく試算かお聞かせください。
同様に、現在4.2%の公共交通利用者を、いつまでに、どのような施策で、何%の利用者にする試算をしているかお聞かせください。
4.居住誘導区域外では、今後、都市計画道路の整備やインフラ整備がされなくなるのではないか、バスが来なくなるのではないか、開発行為届出制度において、 届け出が有料になる、もしくは地価の下落がおこる等々の不利益が出てくるのではないか等々、さまざまな不安の声を聞きます。それらにいかが対処されますか。
5.市は、この計画によりどれほどの税収増があると試算していますか。
6.富士市は、人口減少によるまちの縮小を訴える立地適正化計画と同時に、最上位目標である若者たちに希望にあふれた“夢ある未来”を語る必要があります。抽象的な言葉ではなく、具体的に若者が住みたくなる、若者の夢がかなうまちであることをアピールし、施策を打ち出していく必要があると思います。富士市は若者に何を語りますか。



下記の図は、未だ案の段階ですが、市民説明会で公開になっています。
これは、都市機能誘導地域の図です。吉原、新富士、富士駅と広見、富士見台、入山線、中之郷をまちなかとして結ぶ計画です。

下記の図は、居住誘導地域(案)です。公共交通の便の良いところに、長い時間をかけて市民の居住を誘導しようという計画です。
居住誘導地域は、国からの補助金が出て、これから住みよい方向に整備されていきます。
しかし、どう整備していくのか、また、オレンジ(居住誘導地域)以外の地域はどうなるのか、
聞いておかなくてはいけないことが多々あると思い今回質問いたします。
そして、若者が住み続けたい、若者が移住してきたいと思えるまちづくりにするよう提言していく所存です。

人口減少が全国的に明らかになった今、国土交通省から各市町に、「まちなか」と「居住誘導地域」それ以外を決め、コンパクト&ネットワークシティを目指す「立地適正化計画」の策定を勧められています。
以下質問内容です。
富士市では、「集約・連携型の都市づくり」を進めるため「立地適正化計画」を策定しようとしています。
計画には、都市機能誘導区域・都市機能誘導施設及び居住誘導地域が設定され、居住誘導区域外での一定規模以上の住宅開発、及び、都市機能誘導区域外での誘導施設の建設には届出義務が発生します。
立地適正化計画案の全員協議会説明や政策討論会での討論、地域説明会において強調されたのは、①これからどの地域においても人口が激減する、② 郊外に広がった市街地に居住する市民を街中に引き戻すことで居住地と都市機能を一体化し、まちをコンパクトにする、③まちなかの公共交通の便の良いところに市民の居住と都市機能を集めることで様々な問題を解決すると言っています。
そのことから、人口が減ること、まちを縮小することが強調され、説明を聞いた市民からは、富士市はこれからどうなるのか、さらに、都市機能誘導区域・居住誘導区域以外の方々からは、バスが来なくなるのではないか、地価が安くなるのではないか等々の不安の声が聞こえてきます。
現在、富士地域の公共交通と定義されているバス・JR東海・身延線・岳南鉄道線の利用率は平成27年4.2%ですが、全国平均は19.1%です。富士地域は、実に74.9%が自動車に頼って生活しています。富士市は、それだけ公共交通の整備がなされてこなかった地域と言えます。その公共交通を利用するために、まちなかに居住を誘導することがはたして可能なのか、疑問が残るところです。
また一方で、富士市の最上位目標は、「若い世代の人口を増やす」ことで、市の最上位計画である「第五次富士市総合計画」に位置付けられ、その下に「都市の魅力向上」「若い世代の希望の実現」「産業の活性化」などの市の都市活力再生戦略が並びます。富士市の郊外には、今、若者たちが家を建てています。二世帯住宅を親のために建てている若者もいます。この最上位計画に対し、立地適正化計画の人口減少とまちの縮小は矛盾するのではないかと感じています。
若者には将来に希望が持てる“夢のある未来“を提示していく必要があり、そのために努力をするのが大人の義務だと思います。人口減少、都市の縮小を掲げる立地適正化計画が、その夢のある未来へのメッセージとなり得るのか、今のままでは疑問が残ります。
立地適正化計画の本意と本市の未来へのメッセージを、以下、お聞きします。
1.立地適正化計画を定めることで、富士市は、どのような施策を行い、それをどのように使用し、どのような効果を期待していますか。
2.都市機能誘導区域は、インフラが整備された区域ですが、そのまちなかと呼ばれる地域から人が郊外へと流れていることが問題としています。インフラ整備されたところからなぜ人は出ていくのか、人はなぜ郊外を求めているのか、どのようにお考えですか。
3.現在、居住誘導地域にお住いの方々は50.37%で、居住誘導区域以外にお住いの市民は49.63%です。その居住誘導区域外の方々に、市は、何年までに、何%くらいの方々を、どのような計画で移動していただく試算かお聞かせください。
同様に、現在4.2%の公共交通利用者を、いつまでに、どのような施策で、何%の利用者にする試算をしているかお聞かせください。
4.居住誘導区域外では、今後、都市計画道路の整備やインフラ整備がされなくなるのではないか、バスが来なくなるのではないか、開発行為届出制度において、 届け出が有料になる、もしくは地価の下落がおこる等々の不利益が出てくるのではないか等々、さまざまな不安の声を聞きます。それらにいかが対処されますか。
5.市は、この計画によりどれほどの税収増があると試算していますか。
6.富士市は、人口減少によるまちの縮小を訴える立地適正化計画と同時に、最上位目標である若者たちに希望にあふれた“夢ある未来”を語る必要があります。抽象的な言葉ではなく、具体的に若者が住みたくなる、若者の夢がかなうまちであることをアピールし、施策を打ち出していく必要があると思います。富士市は若者に何を語りますか。



下記の図は、未だ案の段階ですが、市民説明会で公開になっています。
これは、都市機能誘導地域の図です。吉原、新富士、富士駅と広見、富士見台、入山線、中之郷をまちなかとして結ぶ計画です。

下記の図は、居住誘導地域(案)です。公共交通の便の良いところに、長い時間をかけて市民の居住を誘導しようという計画です。
居住誘導地域は、国からの補助金が出て、これから住みよい方向に整備されていきます。
しかし、どう整備していくのか、また、オレンジ(居住誘導地域)以外の地域はどうなるのか、
聞いておかなくてはいけないことが多々あると思い今回質問いたします。
そして、若者が住み続けたい、若者が移住してきたいと思えるまちづくりにするよう提言していく所存です。

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