2012年11月08日
壱岐市「いきいきわくわくコンビニエンス構想」を視察

富士市議会会派耀は、佐世保市のハウステンボスへの再生交付金のあり方を勉強してから、壱岐市の壱岐市一支国博物館にみる「いきいきわくわくコンビニエンス構想」を視察しました。「しままるごと博物館」、「壱岐学講座」などなど、何でもそろうコンビニエンスストアのように手軽にいろいろ島を楽しめるようにと、かなりユニークな施策を次々と打ち出しています。
壱岐市は、面積138平方km壱岐島と23の属島からなる長崎県の市です。人口29400人程で、年々減り続ける若者たちを地元に引きとめようと、かなり抜本的と思われる様々な取り組みをしています。
壱岐島にあった4つの町を合併して平成16年に壱岐市を作り、合併時60数名いた議員を現在20名、来年の選挙では16名まで減らし、10校あった中学校を4校統合して、その代わり市がスクールバスを手配しています。
市に二校ある高校の400名の卒業生の9割が都会に出て行く現状を、何とか食い止めようとしての様々な魅力作りをしていますが、なかなか難しいと市の職員が苦しそうにお話ししていました。
写真の一支国博物館は、長崎県埋蔵文化財センターを含んだ施設であり、そのことから、国・県・市が共同して建設しています。
黒川紀章の国内における最後の作品で、総事業費は37億円です。
建物の外観は大変柔らかな曲線で、屋根は芝生になっています。芝生がとても青々としているので、お聞きしましたら、職員がほぼ毎日ホースで水やりや芝刈りをして世話をしているそうです。
中の展示も素晴らしく、展示設計をした丹青社は一番最初の計画段階から一支国について調べ関わってきたそうです。
だからこそできるきめの細やかな企画です。
プロポーザル方式で業者選定を行い、黒川紀章建築都市設計事務所+丹青社+乃村工藝社が落札したとのことです。来客者数を大きく左右する話題作りと外観には成功しているなと思いました。
今帰りの新幹線の中です。また、報告します。
視察は、どの会派も出かけています。税金ですので、私は全部報告することにしています。
Posted by 小野やすまさ後援会 at 13:18│Comments(0)
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