2011年11月16日

減災社会を築く、東日本大震災に学ぶ~東海地震に備えて~

減災社会を築く、東日本大震災に学ぶ~東海地震に備えて~本日の富士市議会地震防災対策特別委員会で、静岡県危機管理部危機報道監岩田孝仁氏の「減災社会を築く、東日本大震災に学ぶ~東海地震に備えて~」の講演が行われました。
上記写真、左上は、東海地震の想定震度です。中央は、東海・東南海・南海地震の想定震度です。富士市だけに関すると、ほぼ変わらんというか、細かく見ると、東海地震だけの方が震度が大きいように感じます。
減災社会を築く、東日本大震災に学ぶ~東海地震に備えて~
東海地震の津波のシュミレーション映像です。富士市は、津波の北側になるため、両サイドよりは想定が低くなっており、3・8mの予想は、第4次想定でもそう変わらないだろうとのお話しでした。しかし、余裕をもった対策はしておくべきであるとのこと。確かに、富士市は、避難ビルや幼稚園への避難タワー設置など、3.8mを超えた独自想定で対策を図っています。
減災社会を築く、東日本大震災に学ぶ~東海地震に備えて~減災社会を築く、東日本大震災に学ぶ~東海地震に備えて~
政府の東海地震応急対策活動要領による「広域医療搬送」と「応援部隊(静岡県へ52990人)派遣・物資調達)」ただ、3連動地震が来たら、西からの搬入・搬出はできなくなるでしょう。
減災社会を築く、東日本大震災に学ぶ~東海地震に備えて~
やはり、最後に必要なのは、自らの命は自ら守る「自助」
自らの地域は皆で守る「共助」
そして
それらをしっかり支える「公助」です


同じカテゴリー(防災)の記事画像
静岡県環境学習指導員フォローアップ研修(中部)が静岡市のあさはた緑地公園で行われました
消防団だより「新人消防団員の抱負」第1方面隊に小野泰正が掲載され
一色愛鷹神社へつながる道に水の抜け道工事始まる
岳陽中学校の給食室でボヤがありました。生徒の皆様も職員の皆様も大変でした。消防団と消防士の皆さんありがとうございます
昨夜の大風で木の枝や葉っぱがバキバキに折れてお掃除頑張りました。皆さんのお宅は大丈夫でしたか?
左富士臨港線青葉台東工区の難所、松原川のボックスカルバート橋の進捗
同じカテゴリー(防災)の記事
 静岡県環境学習指導員フォローアップ研修(中部)が静岡市のあさはた緑地公園で行われました (2023-10-14 10:10)
 消防団だより「新人消防団員の抱負」第1方面隊に小野泰正が掲載され (2023-03-27 19:00)
 一色愛鷹神社へつながる道に水の抜け道工事始まる (2023-03-25 15:29)
 岳陽中学校の給食室でボヤがありました。生徒の皆様も職員の皆様も大変でした。消防団と消防士の皆さんありがとうございます (2023-02-03 17:53)
 昨夜の大風で木の枝や葉っぱがバキバキに折れてお掃除頑張りました。皆さんのお宅は大丈夫でしたか? (2023-01-25 11:49)
 左富士臨港線青葉台東工区の難所、松原川のボックスカルバート橋の進捗 (2023-01-19 20:29)
Posted by 小野やすまさ後援会 at 21:30│Comments(5)防災
この記事へのコメント
お世話になります。

防災・減災対策は、個人・地域・学校・企業・自治体・国がそれぞれのポディションで、如何に防災行動力をアップし、さらに継続向上出来るかが大きな課題です。「靴を測って足を削る」から「悲観的に準備(想定)し、楽観的に実施(対応)する」を基本とした減災社会の構築(build a society mitigation)が強く求められます。
私は、この大震災の教訓を生かした防災対策を推し進めるために、国民の目線に軸足を置き、机上の空論の知的怠惰性、いわゆる記問之学から脱し、培ってきた経験則と大学院での危機管理学研究を主軸に「正官」を重視し、防災リテラシー(災害から生命・財産をまもるために個人、地域、公の対応力・実践力・応用力の向上)をモットーに「減災社会」の構築のために実践的、具体的な災害への備えを教示致します。大学・企業・自治体、防災セミナー等で高い評価と信頼を頂いています。これからも日々研鑽を続け、防災の敵は「忘災」を肝に銘じ、より一層鋭意努めて行く所存です。
ご指導よろしくお願い致します。尾下拝
Posted by 危機管理アドバイザー尾下義男 at 2012年11月22日 10:56
12月24日国立オリンピック記念少年総合センター
国際交流課「国際会議室」で、講演を行いました。
演題は、人間関係の絆を深める「心に寄り添う技術を学ぼう」です。
東日本大震災の被災者支援を通して、「心に寄り添う専門職」の体験から、早めのストレス解消を目指すものです。
多くの講聴者の方々から好評を頂きました。また、被災者の「サバイバーズ・ギルド」の緩和策の必要性がよく理解できたと、メールも頂きました。
日々の活動を通して、被災者の方々が少しでも「心が軽く、前向きに生きていけるよう」お手伝いできるよう精進致す所存です。
ご指導賜りますお願いいたします。
尾下拝
Posted by 危機管理アドバイザー尾下義男 at 2012年12月27日 18:21
「減災(心災)社会の構築に向けて」

今年早々被災地へ再度足を運びました。現在もなお被災地は、荒涼とした風景が広がり、「被災者の心の傷」は深く、疲弊状態が続き将来の展望が開けない「五里霧中」の状態です。「防災・減災(心災)対策」は、個人から国まで、それぞれのポディションが如何に防災行動力をアップし、さらに継続向上するかが大きな課題です。「靴を測って足を削る」のではなく「悲観的に準備(想定)し、楽観的に実施(対応)する」を基本とする減災社会の構築(build a society mitigation)が強く求められます。東日本大震災の教訓を生かした「減災社会」の構築は、抽象的机上論の知的怠惰性を脱し、防災共育(お互いに育てる環境づくり)に軸足を置き、防災リテラシー(災害から生命・財産を守るために対応力・実践力・応用力の向上を図る)を普及することが重要です。大学、各関係機関等で講義・講演を行いつつ、防災の敵は「忘災」を「金字塔」とし、一層鋭意努めて参る所存です。

ご支援ご指導、指名賜りますようお願申し上げます。尾下拝
Posted by 危機管理アドバイザー尾下義男 at 2013年02月01日 10:11
「減災社会の構築へ向けて」
 我が国は、自然災害の多発国であり、多くの被害を繰り返し続けている。
そこで、被害を最小限に抑えるための科学・技術が発展し、さらには歴史的文化とも言える対策も講じられた。しかしながら、東日本大震災のような、過去に例を見ない未曾有のトリプル災害(地震・津波・原発)は太刀打ちできませんでした。それどころか普段なら対応できる分、「ここは大丈夫!」「もう災害は起きない!」という「正常化バイアス」を広げ、被害を拡大しました。災害リスクは、質的に変わり、「低頻度高被害型」の時代を迎えています。
 南海トラフを震源域とする巨大地震は「リスク」ではなく、必ずやってくる「必然」です。内閣府の試算では、全国の死者は最大32万人超に達し、圧倒的な自然の力を前にして、その大きな被害を免れ得ないとしたら、私たち国民は何にどう備えればよいのでしょうか。
これまでの防災対策は、ハード面に偏りがちでした。被災後に速やかに元の生活を取り戻す力、つまり、ソフト面のレジリエンス(resilience=復元力、回復力)を身に付けることが大切です。減災対策は、個人・地域・学校・企業・自治体・国が如何に防災行動力をアップし、さらに継続向上(PDCAサイクル)出来るかが大きな課題です。「靴を測って足を削る」の愚行から「悲観的に準備(想定外を想定できる能力=危機回避能力)」し、楽観的に実施(具体的対応能力=自らの判断で行動)する」を基本とした減災対策が強く求められます。
そのポイントは、
〇平時から計画的・持続的に取り組むこと。
〇目標の定量化と、実現方策を具体化して実行管理すること。
〇減災ビジョンを体系的・総合的に実施すること。
東日本大震災で明らかとなった教訓や最新の知見等を踏まえて、防災・減災対策を推進するには、国民の目線に軸足を置き、机上の空論の知的怠惰性を脱却し、防災リテラシー(災害から生命・財産を護るための対策と行動力)を基に、減災社会の構築(build a society mitigation)のために実践的、具体的に即効性のある対策が喫緊の課題です。つまり「尊厳ある生を守る」ことを理念とすべきです。地域の安全と安心を守るため日々研鑽を続け、より一層鋭意努めて行く所存です。ご指導ご鞭撻宜しくお願い申し上げます。 尾下拝
Posted by 危機管理アドバイザー尾下義男 at 2013年04月05日 11:15
前略
お世話になります。
危機管理アドバイザー(精神対話士)の尾下と申します。

「減災社会の構築へ向けて」
 我が国は、自然災害の多発国であり、多くの被害を繰り返し続けている。
そこで、被害を最小限に抑えるための科学・技術が発展し、さらには歴史的文化とも言える対策も講じられた。しかしながら、東日本大震災のような、過去に例を見ない未曾有のトリプル災害(地震・津波・原発)は太刀打ちできませんでした。それどころか普段なら対応できる分、「ここは大丈夫!」「もう災害は起きない!」という「正常化バイアス」を広げ、被害を拡大しました。災害リスクは、質的に変わり、「低頻度高被害型」の時代を迎えています。
 南海トラフを震源域とする巨大地震は「リスク」ではなく、必ずやってくる「必然」です。内閣府の試算では、全国の死者は最大32万人超に達し、圧倒的な自然の力を前にして、その大きな被害を免れ得ないとしたら、私たち国民は何にどう備えればよいのでしょうか。
これまでの防災対策は、ハード面に偏りがちでした。被災後に速やかに元の生活を取り戻す力、つまり、ソフト面のレジリエンス(resilience=復元力、回復力)を身に付けることが大切です。減災対策は、個人・地域・学校・企業・自治体・国が如何に防災行動力をアップし、さらに継続向上(PDCAサイクル)出来るかが大きな課題です。「靴を測って足を削る」の愚行から「悲観的に準備(想定外を想定できる能力=危機回避能力)」し、楽観的に実施(具体的対応能力=自らの判断力と行動力)する」を基本とした減災対策が強く求められます。
その重要なポイントは
〇平時から計画的・持続的に取り組むこと。
〇目標の定量化と、実現方策を具体化して実行管理すること。
〇減災ビジョンを体系的・総合的に実施すること。
東日本大震災の教訓や最新の知見等を踏まえて、防災・減災対策を推進するには、国民の目線に軸足を置き、机上の空論から脱却し、防災リテラシー(災害から生命・財産を護るための対策)を基に、減災社会の構築(build a society mitigation)のために実践的、具体的に即効性のある対策が喫緊の課題です。つまり「尊厳ある生を守る」ことを理念とすべきです。私は三現主義(現状:現地:現人)+PDCAサイクルを重視し、地域の安全と安心を守るため日々研鑽を続け、より一層鋭意努めて行く所存です。ご指導ご鞭撻および指名賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 尾下拝
Posted by 危機管理アドバイザー尾下義男 at 2013年04月06日 18:00
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
減災社会を築く、東日本大震災に学ぶ~東海地震に備えて~
    コメント(5)