2011年05月15日
ごみ処理状況の速報と分析

富士市の平成22年度ごみ処理状況の速報が出ました。
富士市のごみを考える会を私どもが立ち上げてから、市と一緒にいろいろなごみ減量施策に取り組んできました。その結果が表れたものと喜ばしく思います。
しかし、良く見ると、22年度になって、ごみの排出総量は減っているにもかかわらず、ごみの焼却量は増えています。
その原因は、資源化率の経年変化を見ればわかります。
22年度にガクっと資源化率が減っています。古紙が減ったのが一番大きな原因です。
富士市民は古紙を分別しなくなったのか?
そうではありません。
今富士市のあちらこちらにできた古紙リサイクルボックスと小中学校の集団回収です。
市民が、1カ月に一度の市の古紙回収の日よりも、リサイクルボックスに出したり、集団回収に協力する方を選んでいるからだと思います。これは、歓迎されることです。紙の街富士市だからこそ可能な方法だと思います。
ただ、問題は、それらの数量を市では換算しないため、全体のごみ量が見えなくなってしまっています。
全体像を正しく把握するためにも、リサイクルボックスでの回収量や集団回収の量をごみの総量に換算してもらいたいと思います。そこから、市の委託事業になっている古紙回収費用も減らしていくことができます。
また、焼却量が増えていることに関しては、プラスチック製容器包装資源ごみが減っていることがあります。
富士市では、汚いプラ容器は燃えるごみでよいことになっていますが、最近その基準が甘くなってきているように感じます。
富士市は、新しい焼却炉の問題を抱えています。日量250トンにするには、さらなるごみの減量が望まれています。
これからが正念場です。
Posted by 小野やすまさ後援会 at 22:47│Comments(0)
│環境
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