2010年06月21日

現代家族のありよう

現代家族のありよう現代家族のありよう
今日のポルタデサンカクは、「現代家族のありよう」という題名で、静岡県立大学の犬塚協太教授の講演会がありました。
主催は、福祉を進めるみんなのつどいときらり交流会議。
講演前に、代表の金刺さんが行っている「木の宮ふれあいクラブ」のみなさんによる創作ダンス。きれいですね。

犬塚先生のお話は、総論では、社会経済基盤のありようが、その家族体系を決めていることから、
近代社会では、父が製造業などの工場で働き、母が家事を行い、子供はよき労働者になるための勉強をしていられる。
つまり、①公私の分離(職場と家庭が離れている)
    ②性別役割分業(ジェンダー)
    ③愛情規範
これらが近代家族を作り上げていたが、この体系が、高度経済成長の終焉とともに壊れてきている。

現代家族は、新しい経済体系の到来の必然性のもと、男女共同参画社会が求められている、ということなのだろう。

おっしゃっていることは、経済学部の時に繰り返し読まされた本にもあり、良く良く理解できるのですが、では、来るべき経済体系のところが、時間がなかったからか、弱かったかな。

終わってから質問でそこいらをお聞きしましたが、
第1次産業から、近代が第2次産業中心で、今度は、第3次産業が中心になってくるだろうとのこと。
しかし、第3次産業は、物を作り出しません。流通と情報では、ものづくりをどこかに(海外に)寄生することになります。

グローバル化というのはそういうことを意味するのかもしれませんが、日本以外の他の先進国が、第1次産業を自給率として大切にしてきたのと同じで、第1次産業・第2次産業の基本を保つ努力はかなり大切で必要なことと思っています。

そうはいっても、経済は確実に次の時代に進み始め、男女共同参画や家庭のありようの多様化も急激に進んできているなか、新しい価値観がよりよいものになるよう、舵取りと環境整備は早急に必要ですね。
そういうことをおっしゃりたかったのだと思います。
Posted by 小野やすまさ後援会 at 20:13│Comments(0)
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