小野ゆみこ2月定例議会一般質問の大項目2つ目の質問は、「富士市の浄化槽施策の先進性の強化を図るには」です。富士市の汚水処理計画は変更され、浄化槽地域が増えました。
私小野ゆみこは、議員になる10年以上前から、環境省の浄化槽施策に関わってきました。
静岡県は、今でもそうですが、単独処理浄化槽が全国で一番多く、法定検査受検率は、全国ワーストワンでした。富士市ががんばって、補助金の上乗せを図り、かなり前に進んできました。
国は、今、民間活用型市町村設置型浄化槽を推進しています。その活用をより良くするため富士市でできることをお聞きします。
以下質問です。
「持続可能な開発目標SDGs推進本部」(本部長は首相)
は、平成30年12月にSDGsアクションプラン2019を発表し、優先課題4の主な取り組みの1つに、浄化槽整備の推進を挙げ、平成31年当初予算に116億円を計上しております。
国を挙げて、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換を促進する体制づくりを急ぐ中、平成31年2月1日に環境省主催の、平成30年度浄化槽トップセミナー静岡が静岡市で開催されました。浄化槽トップセミナーにおいて、環境省からは民間活用市町村設置型浄化槽について、総務省からは平成31年1月に出されたばかりの公営企業会計の適用拡大新ロードマップについての説明がありました。
セミナーにおいて、環境省浄化槽推進室長による講演の中で、富士市の取り組みが先進事例で取り上げられ、評価されました。内容は、「静岡県は、浄化槽の取り組みが全国に先駆けて早く行われたところから単独処理浄化槽が多く、合併処理浄化槽への転換がなかなか進まずにいる中、富士市は独自のかさ上げ補助金を出して転換率を上げている。法定検査にも独自の補助制度を持ち、受検率は県内ではトップで、県の平均を引き上げている。」というものでした。
このような富士市の浄化槽施策は、県から権限を委譲され、代々の担当職員が努力をし、なおかつ、それを後押しする体制があってできていることと認識しております。
そこで、今後の富士市での取り組みについて以下質問します。
(1) 環境省から評価された富士市の浄化槽の先進的な取り組みを、市はどのように評価し、今後につなげていくつもりですか。
(2) 環境省が推奨している民間活用市町村設置型浄化槽について富士市はどのように対処していく予定ですか。
(3) 総務省が適用拡大した浄化槽への公営企業会計に関し、どのように捉え、対処していく予定ですか。
(4) 環境省及び総務省の新しい施策に対応するため、浄化槽担当部署の増員体制等、体制強化を図る必要があると感じますが、市当局はどのようにお考えですか。
説明や2回目以降の質問に使おうと用意した資料です。