停電時に、新環境クリーンセンターの電力を市民のために活用する提案、富士ニュース10月7日号小野ゆみこ一般質問掲載

小野やすまさ後援会

2018年10月08日 15:26

10月5日小野ゆみこ富士市議会一般質問「富士市災害ごみ処理計画の改定の必要性と防災拠点としての新環境クリーンセンターの機能について」の1回目の市長答弁の内容が、富士ニュース10月7日の記事に掲載されました。
  新環境クリーンセンターは、耐震が通常の1.5倍あります。そのため、災害時、全市が停電になった時即座に自立運転に切り替えることができます。電気、水、お湯、お風呂が揃っていることから、市は、福祉避難所にすることを決めています。その更なる有効利用について今回質問しました。
  新しい炉は、フル稼働時には6800KW、1炉運転時2700KW、2炉運転時5600KWの発電を行うことができる施設です。通常時は、電力買い取り制度にのっとり、東電に売電します。
  災害時停電になると、東電への売電ルートは遮断されます。焼却炉の自立運転と、余熱体験のお風呂と環境学習啓発の資源循環棟で使う電気消費量は、1炉運転時1100KW、2炉運転時1600KWです。
  災害時には、できる電気の1炉運転時41%、2炉運転時29%の電力のみ消費し、他は蒸気として捨てることになります。
  「もったいない」との思いから、停電時、市民生活に生かす電気の使い道を提案させていただきました。
市長の最初のご答弁では、福祉避難所として使うほか、市民へのスマートフォンへの電気の充電などを行うとのことのみでした。そこから、電気自動車への充電、バッテリー、蓄電池への充電を提案しました。電気自動車は動く蓄電池です。電気自動車に充電した電気は、市内どこへでも運ぶことができます。災害復旧や救助活動へも活用できると思います。環境部長は、これから検討していきますとのご答弁でした。
  新環境クリーンセンターの資源循環棟は、電気、お湯、水が使える福祉避難所になります。余熱利用施設の方は、畳敷きの部屋なので、ご高齢の方々やご病気、障害のある方々が使用し、環境学習啓発施設の方は、乳幼児や女性たちの避難所にしてはどうかと提案しました。福祉避難所の補助的なものということで、これから検討していくとのことでした。
  避難所は、最近は段ボールで囲むなどのプライバシーへの配慮がでてきましたが、とかく、女性が身の危険を感じる事例があり、授乳時や着替え時の女性への配慮をした独立した部屋の必要性が言われております。女性への配慮をした福祉避難所は、先進事例として、廃棄物処理施設の防災拠点化の国方針に沿うものになります。
  せっかくできる高効率発電を行える新環境クリーンセンターです。しっかりと市民のために、活用していってもらいたいと思います。


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