小野由美子2月定例会一般質問は、3月6日午後2時からです。
2つ目の大項目の質問は、不用浄化槽を雨水貯留施設へ転用する効用とその費用の一部補助についてです。
富士市の下水道布設工事は、今、青葉台地区や鷹岡地区など富士市の北部に進んでいます。富士市の地形から行って当然、南の駿河湾に向かって傾斜強く坂になっています。下水道が布設されると畑にも負担金がかかることから、多くの農家がこれを機に畑を宅地にしたりアパートにしたりします。その結果、豪雨時に雨水が道にあふれ出しそれが急流となって南に向かって走ります。
現在、豪雨時に浸水被害が出ることが多くなっている理由一つにそんな事情があります。
そこで、そんな今こそ、雨水対策として、また、雨水の有効利用として、下水道の布設により不要になる浄化槽の雨水貯留施設への転用補助金を求めます。
また、家庭の何倍も大きいまちづくりセンターなど公共施設に下水道布設が来た時、避難所の不要浄化槽はマンホールトイレに転用するように私の質問からなることになりましたが、、避難所以外の公共施設の不要となる浄化槽を雨水貯留施設へ転用するよう今回お願いします。そのことで、雨水対策が進むことを切に願っています。
以下は、議会質問当日に配布しようと思っている資料です。各他の市町の雨水対策補助金の実態です。富士市は不要浄化槽の雨水貯留施設転用補助金はありません。
以下質問内容です。
現在、富士市における下水道布設工事は、富士市の北部地域へと進んできております。従来、下水道が布設されるとき、今まで使っていた浄化槽を撤去し、そこに下水道本管への接続管路を整備してきたと思います。
しかし、敷地に余裕がある場合、浄化槽を撤去しなくても下水道への接続管路を布設することが可能です。そして、不用となった浄化槽を雨水貯留施設に転用することができます。
雨水貯留施設へ転用することにより、①雨水の庭木等への散水・洗車・防火用水等への有効利用ができます。②雨水の有効利用により水道料金と下水道料金の負担を軽減できます。③宅地内に遊水機能をもつことにより、降雨時の河川の負担を軽減できます。④不用となる浄化槽を廃棄処分することなく、再利用できます。⑤下水道への接続への誘導要因になります。
このようにいいことずくめであることから、浄化槽の雨水貯留施設への転用に補助金制度を設けている市が全国にたくさんあります。「自治体別雨水利用助成制度一覧(2011年4月)」によると、全国でなんらかの雨水対策を行っている205市区町村のうち94市町に浄化槽の転用助成制度があります。助成制度がないところは、東京都心や神奈川県の都市部です。静岡県では、ほとんどの市でこの浄化槽からの転用雨水貯留施設への助成制度を行っていて、助成制度を設けていないのは上記一覧によると島田市と富士市のみです。
担当課はさまざまですが、新設の家庭用雨水貯留槽より格段に容量の大きな雨水貯留施設となることから、治水対策として積極的に進めているところが多いようです。
そこで、以下質問いたします。
1.降雨時の雨水対策に苦慮することが多い富士市に、下水道工事が北部に来ている今こそ、富士市浄化槽雨水貯留施設転用費補助金を創設し、普及を図るべきと思いますがいかがでしょうか。
2.これから下水道布設が計画されている公共施設で、指定避難所施設の不用浄化槽はマンホールトイレに転用されると思いますが、指定避難所以外の公共施設の不用浄化槽を大型の雨水貯留施設に転用することで、治水対策に大きく寄与する施設になります。そこで質問です。
① これから下水道が布設される予定の指定避難所以外の公共施設はどのような施設ですか。
② 河川への雨水の流入を抑えるために、また、雨水の有効利用のために、それらの施設に下水道が布設されるとき、不用になる浄化槽を雨水貯留槽に転換すべきと考えますがいかがですか。