最初から書く必要を感じましたので、書きなおします。掲載記事は、静岡新聞記事からご紹介させていただきます。
富士市は、今から10年以上も前に、大渕糀窪地先を予定地として新環境クリーンセンターと言うごみ処理施設の更新計画を立てました。
地域は大反対運動になりました。しかし、環境省の内示も受け、場所の変更は絶対にないと言われ、富士市の現在のごみ処理場が古くなってだんだん危険が出てきてくるということもあり、ダイオキシンは今の焼却炉の100分の1、排ガスも10分の1、そしてごみ減量をして今よりも小さい安全安心のごみ処理場を作る方向で、地域と市は話し合いを進めてきました。
その地域との話し合いの中で、市は、「ごみ焼却炉から出るお湯を使った余熱を利用して、富士ハイツのような余熱を利用したお風呂もあり宿泊もある施設を建設する」と、地域に約束したのです。災害時の時に、ごみ焼却から発電した電力とお湯は、災害時にも電気がありお風呂があり布団もある避難所になるとのことでした。
しかし、今年2月に、富士市新環境クリーンセンター余熱利用施設計画の件で、市から、余熱を使わない余熱利用施設を富士ハイツ跡地に民設民営で建設したいという申し出があり、青葉台地区ごみ委員会はまたもや紛糾してしまいました。
それは、新たに土地を購入して建設するお金などないので、すでに富士市が持っている富士ハイツ跡地がいいが、新しいごみの焼却炉から遠すぎるので、地下パイプを通すだけでも莫大な費用となるから、お湯を焼却炉から持ってこないで、東電から電気を買って沸かすという提案でした。
それは、地域との約束が、「市は宿泊を伴う余熱利用施設を建設する」となっているのだが、宿泊場所と余熱利用施設とが同時にできる場所をこれから見つけるのが大変に困難だという判断によるものでした。そのような事態から、計画の実施はまたどんどん遅れ始めました。
6月の議会質問の折、私は、富士市総合運動公園にある県営のプールはせっかくオリンピックの事前合宿に対応できるプールだと言われているのだから、東京オリンピック事前合宿に間に合わせるよう、新環境クリーンセンターと切り離して、民間のホテルの誘致を図るべきではないかと提案しました。富士ハイツは、公設民営の施設としては珍しく黒字だったのです。宿泊所のない東名から北の地区では宿泊施設はほしいという要望が強いのです。
そもそも、余熱利用施設は、焼却炉からの余熱を使えることで、災害時にも、お湯と電気が使える避難所になる施設なのです。そういうことから、地元の方々が、市からの余熱利用施設の提案を飲んだ経緯があります。余熱利用施設は、市が、焼却炉の安全安心を確保することと共に、地元に提案してきたものであります。議会でも、副市長を始め、昔のことを知らない方々がいらっしゃることから、そこのところを詳しくお伝えしました。
青葉台地区ごみ委員会は、それらが市から提案されたことを受け、委員会としてしっかり検討したうえで承認しました。その後、富士市議会ごみ処理施設建設特別委員会にもかけられました。
青葉台地区ごみ委員会が市からの提案を承認し、ごみ処理施設建設特別委員会に諮られたことにより、余熱利用施設は、焼却炉建設予定敷地7.2haの中に作られることになり、ホテルの誘致は、新環境クリーンセンターの問題とは切り離して、民設民営で進めることになりました。
ホテルの誘致は、富士市市長戦略室が、現在中軸となって、富士市の観光とスポーツ振興の面から、オリンピックに間に合うようにと話を進めていると11月議会で話されました。
頑張ってほしいと思います。