11月27日夜、神戸・吉永・吉永北地区と鈴木尚富士市長との会合が神戸まちづくりセンターで行われ、震災がれき焼却灰の最終処分場受け入れを容認することになったとの新聞報道が各紙でなされています。
静岡新聞の報道が大変詳しく出ていますが、その中の「記者の目」で「なぜ今、富士市が」と、今更富士市が本格受け入れをする必要があるのかとの疑問が提示されています。
隣の地区で見守ってきた立場から理解できるところがあり、少しそれについて書いてみます。
震災がれき焼却灰受け入れを拒否した最終処分場近隣の管理組合を形成している三地区は、震災がれき焼却灰受け入れそのものを反対しているのではなかったのです。
この三地区は、最終処分場を苦渋の選択で受け入れた後、どうしても二期目もここしかないと市から頼まれ、富士市全体のためにと、一期工事の失敗を教訓に他市のごみは受け入れないを条件に、第二期工事受け入れを決めた地区です。
「ここで妥協しては、また」との思いと、「震災がれきを受け入れてあげたい」、「被災地を助けてあげたい」という気持ちの間で、地区住民はずいぶん苦しまれたと思います。
その気持ちを察すれば、市が三期工事はしない方向で検討すること、この時期にと思われるかもしれませんが、震災がれきを受け入れていくという選択は富士市全体の市民感情と最終処分場地元の皆様の感情からも、良い判断であったと思います。
記者の方のおっしゃる通り遅かったのかもしれませんが、富士市は、一日でも早い被災地の復興を願い、今からでも、協力していきたいと思っています。
私事ですが、昨夜は、気仙沼から取り寄せた刺身を夕飯にしました。お米は岩手県産です。
12月9日に行われる浄化槽フォーラムで、仙台市に行きますが、大槌町にレンタカーでいってこようと思っています。寒い冬を迎えている被災地を、応援して行きたいです。