自主防災組織と女性たちのすごい働き
前の記事の続き、柄谷先生の講演から。
避難所で動いた女性たちの力が、すごい働きをした。始めての避難している子供達の名簿を作り、子どもたちを探して回っている親と引き合わせるのに大きく役立った。被災当日から、近所から集めた米で即ご飯を炊き、植えることなく温かいご飯を配ることができた。また、看護師や看護師経験者たちで救護班を作り、病院に行けない人たちの救援にあたったり、軽トラに毛布を引いて即席の救急車を作って急な病人を病院まで運んだりした。
自主防災組織は、少し落ち着いてから、避難所に避難する人達を選別した。そうしなければ、本当に必要な人たちが支援が受けられない状況になっていた。
避難所以外の在宅の人達の名簿も作り、自衛隊からの物資の配布ルートにいれた。
ボランティアの受け入れ、組織化が大変な仕事になっていた。事前に役割りを決めて置くことが大切である。
避難所で物をもらいなれることでの弊害が避難者の中に出てきたことから、ボランティアへのお礼会を自分たちで企画し、一区切りをつけて、自分たちでたちあがるきっかけづくりをした。自分たちで立ち上がる力をつけない限り復活できないと自覚してのことだった。
一番印象に残ったのは、消防団、自主防災組織の方々が献身的で素晴らしい働きをしてくれた。しかし、お年寄りをおぶって死んでいった人たちがたくさんいる。人を助けるために死んでいった人たちがたくさんいる。「まずは、自分を助けてください!!生き残ればそれからいくらでも多くの人たちを助けることができます。生き残った人たちの避難所生活にも、皆さんの力が必要なのです!!」
それだけ多くの自主坊や消防団の方が殉職されたということです。聞いてはいましたが実感しました。ありがとうございました。ただただ頭が下がります。
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