ふじさんネットワーク勉強会
今日は、ふじさんネットワークの幹事会が午前中にあり、午後からは勉強会でした。最初は、環境省関東地方環境事務所 沼津自然保護管事務所の中田一誠氏による「富士山における環境省の取り組み~富士箱根伊豆国立公園の管理~」のお話がありました。
自然保護管事務所では、田貫湖の展望デッキを作ったり、富士山頂の公衆トイレを作ったり、ふじさん世界遺産協議会をやっています。
一口に富士山の保護といっても、5段階に分かれていることを初めて知りました。富士山の利用上の課題として、登山者の増加、トイレへの負荷が大きすぎること、マナーの低下、登山初心者のトラブル、開山時以外の登山などがあり、近年外国人登山者が増え、彼らに富士登山のマナーをどう教えたらよいかが課題となっています。特に、外国人登山者は弾丸登山を行う傾向にあるそうです。登山には、携帯トイレを持っていき、必ず持って帰ってきましょうね。
その後、東京都環境局 自然環境部緑環境課 島しょ自然環境担当 松本 行史氏による「世界遺産・小笠原諸島における外来種対策」についてのお話がありました。
小笠原諸島は島の固有の植生があるため、外来種の駆除は徹底していますね。家畜として持ち込まれたやぎが野生化し植物を食い尽くすため、ノヤギを排除したり、グリーンアノールという外来のトカゲを徹底的に駆除すると同時に広がらないように対策を先手先手で売っていきます。大変だここまでしなければ、外来種の進入を防げないんだと感じました。
小笠原は船で1日かかるので、船で2日に島滞在が3日で5泊6日は最低見てくださいとのお話です。エコツーリズムが色々沢山組まれているようですので、是非一度行ってみたいと思っています。
関連記事