第8回全国自治体議会改革推進シンポジウムで「議会基本条例の意義と限界」について討議、富山の方も発言され

小野やすまさ後援会

2016年11月17日 18:52

平成28年11月9日水曜日午後1時30分~5時まで、第8回全国自治体議会改革推進シンポジウムが四日市市で開催されました。ちょうどこの日の午前が名古屋市での研修最終日でしたので、興味がありましたので、お昼抜きで移動し参加しました。
主催である三重県議会議長と三重県知事のご挨拶の後、東京大学大学院法学政治学研究科教授である金井 利之氏の講演で、改革はエンドレスであること、首長の暴走にブレーキをかける議会制民主主義の役目をしっかり果たさなければならないと力説されました。当日はアメリカ大統領選挙の開票日で、ちょうどトランプ氏に決定が決まりそうなとき、金井氏の力説に説得力がありました。
 また、「議員は議員活動の日報を市民に公表するくらいの気構えがほしい」とも話されました。私は、そのつもりでブログを書いておりますが、ややもすると掲載内容で批判の対象にもなります。難しいものです。
その後、同志社大学大学院総合政策科学研究科 新川 達郎教授のコーディネートの下、会津若松市議会議長 目黒章三郎氏、由布市議会議員 小林華弥子氏、三重県議会議会改革推進会議会長 三谷哲央氏と金井教授によるシンポジウムが行われました。
 会津若松市は、議会改革のモデル地域で市民との意見交換会をし、それを議員間討議をし、予算に反映、決算でチェックし、再度予算で審議する政策サイクルを仕組みの取り入れているそうです。由布院の方は、震災への支援のお礼とそれを生かしたまちづくりの再生を頑張っている報告がありました。
三重県議会は、通年議会を行っており、予算審議に入る前に、予算調整方針を示すということに大変驚きました。 通年議会の方が大規模災害に対応できるという議長のお話にうなづきながらも、議会と議会の間は議会中よりも忙しく、地域の活動や様々な要望に対処したりや勉強会に参加する時間が無くなるのではないか、実際のところどうしているのかお聞きしたいと思いました。
 最後の質問で、富山市議会議員の方が、一部の議員の不祥事で、全国の議会に大変なご迷惑をおかけしたと会場の参加者にお詫びされ、今、改革に頑張っている旨が報告されました。
 講師からは、富山市が、今回のことを深く反省し、改革を一致団結して促進することで、議会として改革が一番進んだ市になることを願っていると話されました。
 色々な形の議会があることを身を持って体験することができ、大変有意義なシンポジウムでした。富士市議会の在り方は進んでいる方と思っていましたが、まだまだできることがあるのだと知りました。

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