千葉県柏市で全国で初めて、振り込み詐欺等被害防止条例を今年の4月に制定したことで、 富士市議会総務市民委員会のメンバーで視察にきました。
まだ若い柏市役所職員が、柏市が、詐欺被害に遭う確率が非常に高いと言うことに奮起して、アンケート調査をするなど動きを始めたそうです。
平成26年では3億5千万円もの振り込み詐欺被害があったそうです。
そこで柏市老人クラブ会員6,600人を対象にアンケート調査を実施し3241人から回答を得たそうです。
アンケートの結果、2世帯以上で住んでいて近所付き合いもある女性の方が1番振り込み詐欺被害に遭っているとの事に、大変驚きました。
私は、一人暮らしであったり、近所付き合いがない方が被害にあうのかと思っておりましたが、そのような方は大変気をつけるのだそうです。
1番危ないのは安心していると言うことなのでしょうか
お話をお伺いしていて、富士市にもできることがたくさんあるのではないかと思いました。
やはり反社会的勢力の方々がピラミッドの頂点になって振り込み詐欺していることが多いそうです。
富士市も静岡県の中では1番振り込め詐欺被害が多い街です。一刻も早くこのようなプロジェクトチームを作って対策を練る必要があると感じました。
おととい富士市議会総務市民委員会で視察した柏市の「振込詐欺等被害防止条例」について、今日、警察の方とお話しました。警察の方が、直接何度も振込詐欺についてお話していた方が詐欺にあわれたことでちょうど考えあぐねていらしたそうです。
銀行やコンビニの方々に警察からお願いということで、振込詐欺らしき場合の通報などをお願いしていますが、あくまでお願いでしかない。このような振り込め詐欺等被害防止条例ができると、非常に頼みやすく協力を得やすくなると思うとのお話でした。
そして、銀行やコンビニの方々や不動産屋さんまでも入ってのプロジェクトチームというのは大変に有効だろう、その協力体制ができれば、もっと市民に振り込め詐欺被害があることを浸透しやすくなるのではないかとのご意見をいただきました。
その方がおっしゃるには、これはあくまで個人の考えですからとのことです。
柏市のような条例ができれば動きやすくなるというのが実証されたような気がしました。富士市でも色々なご意見を踏まえながら検討していったほうがよいと思うようになりました。