熊本地震支援活動の富士市職員派遣は一番乗り!で総勢24名
今日は、朝一ユニバーサル就労を考える議員連盟の会合があり、その後、平成28年熊本地震支援活動の報告会が、富士市防災危機管理課によって富士市議会に行なわれました。
富士市の支援はマスコミにはあまり載りませんでしたが、実は、他市よりのずっと早く多くの人員を派遣していることがわかりました。
実に、2回目の本震の日4月16日に被害状況調査に1名、4月22日から2名、4月25日から2名、5月1日から7月30日まで19名、総勢24名の職員を派遣していました。
今日は、4月22日から行っていた若手の職員の南阿蘇西小学校での避難所運営の状況が報告されました。
全国で一番乗りの支援だったそうで、富士市の職員が支援に入ったことで、ずっと自宅の様子を見に行くこともできなかった現地職員がやっと家に様子を見に帰ることができたそうで、とても喜ばれたと言っていました。
印象に残ったのは、この地域が自治体の活動がしっかりしていたことから、区長を中心に、地域の方々が自主的に避難所運営に関わっていたということです。炊き出しや女性専用物資の支給やキッズスペースの開設などには、女性たちが大活躍していたそうです。そのことにより、生活再建への活力が導き出せていたのが印象的だったそうです。
それに対し、訪れた中学校の大きな避難所では、住民がお客様になっていて、自治体職員が手が回らない中お世話をしていて、不満だけで住民に活力がなく、良い方向性が見出せないようだったそうです。
住民自治の大切さ、隣近所の付き合い、自助共助の大切さがよく分かりました。
また、体育館で派遣職員も一緒に寝泊まりをしていて、夜眠れない日が続いた中、マットレスが支給されただけで、避難所の方々も皆夜が眠れるようになったそうです。避難所に必要なものがよく分かりました。
この経験を富士市のさらなる防災に生かしていってほしいですね。これらの教訓を生かして、地域できることは私たちも進んでやっていきたいと思います。
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