児童養護施設「誠信少年少女の家」

小野やすまさ後援会

2013年05月08日 20:45

今日は、友人の田中三保子さんにお願して、社会福祉法人誠信会を訪問、まずは、児童養護施設「誠信少年少女の家」を、松田理事と渡井施設長に案内していただきました。
福祉の街富士市を代表するようなこの児童養護施設はお寺の本堂から始まったとのことです。
煩悩の数と同じ108つの階段の隣が少年少女の家です。明るく緑豊かな環境で、運動場や小さいけれどプールもあります。子どもたちは、2階と3階で4つのコテージに分けられ、それぞれが1つの家庭のように、それぞれの寝室と勉強部やお風呂、洗濯機に台所、居間があります。幼児の部屋では宿直の方の寝室が子供たちのすぐ横にあり、保育士さんに抱っこされた赤ちゃんがすやすやと眠っていました。現在、42人の子供達が生活し、ここから学校に通っています。高校生になると個室を使っていて、思春期の子供たちにしっかり寄り添っているのがわかります。一度退所して働いていた子供達も何かにつまずいた時に戻ってきて泊まっていくそうです。家族の役割を果たしているのが感じ取られます。


昔と違い、父母の死亡等々による理由よりも、父母の放任・虐待によって保護されて入所する子どもが多く、70%を超えているそうです。核家族化の上、地域に知り合いがいなく、相談することもできずに、イライラから虐待になってしまうケースなどが多くみられるそうです。また、昨今、経済的理由から、食事をとっていなかったりなど、基本的な生活のできていない子達がいるというお話をお聞きし、目頭が熱くなりました。
どの施設にも、この「群生和楽」の色紙がかけられています。「すべての人々の幸福のため」の理念のもと、職員の方々が、とてもすがすがしく、そして優しい穏やかな方々であることが印象的でした。このような温かな児童養護施設がこの富士市にあることに感動し、大変ありがたいことと感謝しました。続きはまた報告します。


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