11月議会質問①夢実現高校・富士市立高等学校の入学者選抜

小野やすまさ後援会

2011年12月02日 07:54

11月富士市議会での質問は、20数年塾講師をやってきた中で、昨年は生徒たちと市立高校受験で苦しみました。富士市の大切な市立高校、夢が実現できて、それでいて、富士市民である子供たちをしっかりと受け入れていく高校であってほしいと願って、質問します。

発言項目

1、夢実現高校・素晴らしい基本理念のもと動き出した富士市立高等学校の入学者選抜について

要  旨  富士市立吉原商業高等学校創立50周年おめでとうございます。これまでの吉原商業高校(以下、吉原商業)の歴史を見るに、富士市の発展と共に、市の活性化を担う人材の育成に寄与してきたことが分かります。
私も、一塾講師として、20数年にわたり、毎年、吉原商業へ塾生を送ってきました。卒塾生が、地元に残って就職し、家庭を築いているのを見るにつけ、「吉原商業は、富士市の市立高校としての役割を、しっかり担ってきた」と思っています。
さらに、経済基盤の移り変わりなど時代の変遷をいち早く察知し、創立50周年を機に、本年度から夢実現高校として学科を再編成、富士市立高等学校として新たなスタートを切りました。
しかし、今春の受験では、募集定員240名に対し、合格者は203名にとどまっています。この結果に、「定員に満たなくても一定のレベルを保つため、再募集も含め、不合格者を出したのではないか」との話が中学側の受験関係者の間であがっていました。
また、今春の受験前、「市立高校はレベルを高くするので、今までの学力では市立は受験ができない。受験しても合格できないのでは…」と観測が受験関係者の間に流れ、その結果、他校受験に切り替えたり、また、併願校に富士市圏外を指定され、市立高校では不合格者を出すという説明だけで、合格・不合格のラインが不明確なため、その不安から富士市圏内の私立単願にした中学生が数多くいたと聞いております。さらに、押し出しで富士市圏外の私立高校をやむなく受験した中学生もいるとも聞いております。
市内の中学校3年生は、12月1日に第2回目の学力調査テストを終え、本格的に、受験校を決める時期に入っております。
たくさんの方々の期待と努力と税金の投入があって新生市立高校ができました。今回、私自身、市立高校に期待をし、富士市の青少年のための夢実現高校になってほしいという切なる気持から以下、質問、提案いたします。
① 市立高校は、富士市民の税金を投入し、富士市が運営主体である以上、受験を望む富士市の中学生に受験の機会を広げ、入学試験という競争の中で、定員まで入学させるべきではないのかと考えますがいかがでしょうか。
② 今までの歴史を見ましても、吉原商業の出身者は、富士市内に引き続き居住している確率が高いと思われます。富士市の青少年は、富士市で育て上げていこうという気概を持って、切り捨てることで一定の学力を確保するのではなく、進学を希望する青少年を可能な限り受け入れ、その中でしっかり鍛え上げていくことで富士市の人材育成を図っていく。それができるのは、富士市立だからこそであると思います。これから受験校を決めていく中学生と保護者の皆様へのメッセージも含め、市立高校人材育成に関する方針をお伺いしたいと思います。

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