津波対策小学校 in 奥尻島

小野やすまさ後援会

2011年08月31日 15:49


奥尻島では、小学校も、川を上ってきた津波により被害を受けたことから、一階部分を空洞にして津波が抜けていくようにしてあります。教室は2階部分からになります。

教室に上がるには、階段とスロープがあります。
教室は、間仕切りのないオープンスペースが大きくあり、いつでも集合でき、避難所として使えるようになっています。家庭課室、視聴覚室は、畳敷きの和室になっていて、避難所になった時、乳幼児やお年寄り優先のスペースとなるそうです。


階段を上ったところにも広場があり、近所の方がいつでも避難できるようになってます。その学校のすぐ目と鼻の先に、小学校の先生方と校長先生教頭先生の宿舎があります。校長先生と教頭先生は、いつもどちらか必ず在宅しているようになっており、何かあった時には、24時間いつでも直ぐに学校を開ける用意ができているというお話しでした。すごいなあとすごく感心しました。

小学校の校庭のすぐ裏には、まっすぐに上ることのできる裏山があります。何かあったら、直ぐそこに上るように指導しているそうです。
悲しいつらい体験の末考えだされた津波対策の小学校の設計です。
まだこの辛い悲惨な体験の来ていない富士市ですが、それらが来る前に、これらの体験を生かしていかなくてはいけないのではないかと強く感じてきました。これで、今回の奥尻島視察報告を終了します。富士市議会耀視察報告⑥

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