「ストーカー炉+灰の資源化」新聞記事に
2月7日に行った「ごみ焼却技術の現状」の講演会が、岳南朝日新聞2月9日掲載されました。青葉台ごみ委員会主催です。
岳南朝日新聞社は、富士市青葉台地区ごみ委員会の取材を続け、焼却炉問題をずっと取り上げてくださり、心より感謝をいたします。
現焼却炉で使っているストーカー炉は、灰の埋立地の問題があるということで、国は、全国的に灰の溶融処分をした場合のみ補助金をつけるという方法をとりました。
しかし、その後、多額の建設費、およびランニングコストの高額さが問題になり、ストーカー炉のみでも、最終処分場の確保、もしくは再資源化の道の確保ができていれば、補助金を出すということに、21年度より変わりました。それを受けて、富士市も、「ストーカー炉+外部施設での灰の資源化」を先の3機種に加えてました。
記事の「『ストーカー炉+灰溶融』方式は建設費が割安である」は間違いで、灰溶融炉をストーカー炉に付け加えるわけですから、ストーカー炉のみに比べ、60億~80億円の建設費が新たに必要となります。
維持管理費は、灰溶融炉は電気で灰を溶かすため、1トン当たり7万~8万円かかるということです。記事内容の「維持管理費が割高」は当たっています。
灰の資源化は、エコセメントで3万~4万円、路盤材にするともっと安いそうです。セメント工場も、資材にお金がついてくるわけですから、恒久的な受け入れが課題になっておりますが、なんとかクリアしていってもらいたいものです。
ですので、、「『ストーカー炉+外部施設での灰の資源化』方式は、『ストーカー炉+灰溶融』方式にくらべ、建設費、維持管理費共に割安であり、より安心安全である」いうのが、寺嶋先生の講演内容だったと思います。
記事の最後の段落は、まさにその通りで、良くまとめてくださいました。どこの新聞社さんもいらっしゃらない中、岳南朝日新聞社さんだけは、ずっといらしてくださっていて、感謝しています。